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魔法の水!?オゾン水

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オゾン水、耳にしたことありますでしょうか。
オゾン水とは食品添加物としての使用を国から認められているオゾン(O3)を水に溶け込ませたお水です。
オゾン(O3)とは酸素(O)が3つ集まっているだけの物質のため、時間が経つとバラバラになり酸素(O)に戻ります。
つまり一切お水の中に残留しなく、身体に害がないのです。

ではなぜ、ただのお水ではなくオゾン水が良いと話題になっているかというと…
オゾン水の中のオゾンは酸素に戻る過程で、細菌やウィルスを殺菌・除菌したり、臭いの元の臭素を分解するので消臭・脱臭に役立つのです。

■ご家庭で家庭用オゾン水生成器でオゾン水を使用すると…

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・うがい、手洗い…風邪予防、口臭予防
・食品の洗浄…野菜についた農薬の除去、鮮度の長持ち、食中毒予防
・まな板、布巾…食中毒予防、除菌脱臭
・シンク、トイレ、お風呂…ヌメリやカビの減少、消臭
・赤ちゃん用品…哺乳瓶やおもちゃの除菌洗浄
・ペット用品…除菌脱臭
・美容…皮膚炎などの抗炎症、ニキビの鎮静化、美白、アンチエイジング (多くのヘアサロンやエステサロンでも導入)

などの効果が得られると言われています。

■歯科医療現場でも取り入れ始められています

前述したように、オゾン水は水と酸素のみで出来ていますので、薬品と異なり残留性がありません。
したがって、口腔内はもちろん、あらゆる器具・機械に使用可能です。
治療ユニットから出る洗口に使う水、歯を削る機械から出る水、スタッフの手洗い用の水、使用済み器具を洗う水、滅菌機械で使用する水などに用いる事により、

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☆細菌・ウィルスを殺菌・除菌
☆幼児・高齢者にも安心安全
☆院内感染予防
☆口臭予防

などが期待できます。

このようにオゾン水は、衛生管理が重要な医療現場には優れた最新治療のひとつと言えます。
これからも患者様が最高の治療を受けられるよう、最新機械・最新技術を学び得て出来る限り導入し、多くの方々に情報提供していければと考えております。

歯科医師 安原亜矢子

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虫歯菌と脳出血

もうすぐ4月ですね。段々暖かくなって過ごしやすい季節になってきました。

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先日、調べものをしていたらこんな記事を見つけました。
「虫歯菌、脳出血発症の原因か」というものです。
これは口の中にいる虫歯菌(ミュータンス菌)が抜歯や歯磨き等で血液中に入り込み、そしてその虫歯菌が血管を通り脳やその他の臓器に行き、悪さをするというものです。

この虫歯菌(ミュータンス菌)はコラーゲンと結合して止血作用を阻害する働きを持っているので、局所的な炎症を起こしたり、血管を脆弱にし、脳出血の発症に関与するというわけです。特に高齢の方や、血圧が高い方、生活習慣病に罹っている方たちは血管が脆くなっている可能性が高いので、さらに脳出血を起こすリスクは高くなります。

ただすべての虫歯菌が悪さをするというのではなく、悪さをするのはcnm遺伝子という遺伝子をもつものだけだそうで、約1割程度しかその遺伝子を持っていません。
なので、きちんとした歯磨きや、虫歯治療をしていれば脳出血の予防になるというわけです。

虫歯治療はもちろん、歯磨きの仕方の指導や、お口のお掃除も行っていますので歯周病の予防とともに脳出血の予防もしてみてはいかがでしょうか?

歯科医師 砂治大介

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お口の健康と体の健康

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こんにちは。
寒い日が続いていますね。
先日朝のテレビで、お口の健康と体の健康はつながっているという特集が放送されていました。
また、同じ日に院長に「細菌学」と「歯科栄養学」について教えていただいたので、簡単にご紹介したいと思います。

虫歯や歯周病の原因となる細菌が血液に入ると、血管の内膜にプラークを作り、「歯原性菌血症」という病気を引き起こすことが今日わかっています。
これによって血流が悪くなり、その血管により酸素や栄養が送られている心臓や脳に影響を与え、動脈硬化・心臓血管疾患・糖尿病・脳血管疾患などの原因となることがわかってきています。
毎日の丁寧なブラッシングや定期的なクリーニングで、お口の中にプラークを蓄積させないことが重要です。
ブラッシングの方法にもコツがありますので、もし興味がございましたら、是非聞いてくださいね!

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また、テレビのCMでも聞いたことがあるかもしれませんが、〝病気というほどではないが健康状態が悪く病気に向かいつつある状態″と言われる「未病」の対応も今日、重要視されてきています。
以上のような歯原性菌血症や未病を予防するために、医科とは違う歯科の観点から考える「歯科栄養学」によると、以下の食品が効果的と言われているそうですので簡単にご紹介させていただきます。

カテキン類

緑茶に含まれていて、歯周病菌や虫歯菌に対抗する効果があると言われています。

抗酸化物質

抗酸化物質であるビタミンC、ビタミンE、αカロテンやβカロテン(人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜)含む食品は歯周病を予防すると言われています。

オメガ3脂肪酸

青魚をはじめ、シソ油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などに含まれています。歯周病を予防すると言われています。

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毎日の丁寧なブラッシングや定期的なクリーニングでお口の中にプラークを溜めないことに加えて、歯科栄養学の観点から、効果的な食品を少し頭の片隅にでも置いていただき、多方面からお口の健康、体の健康につながればいいなと思います。

歯科衛生士 倉田孝子

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はじめての小児歯科

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お子様、親御様、共に緊張する方が多い『はじめての歯医者さん』
いつ頃行けばいいのか分からず、お子様も嫌がるのでついそのままにしてしまう・・・
という事もあるのではないでしょうか?
今回は『初めての歯医者さん』へ行くきっかけをご紹介します。

☆治療ではなく予防で通う

大人、子供問わず「歯が痛くなってから歯医者さんへ」という方は多いです。
しかしこれは大きな間違いです。
「歯が痛くなる」=「炎症がある。または、むし歯になっている」と考えられます。
歯科医院に通い出すタイミングとして、重要なのは「悪くなる前」であること。
お子様が健康な歯であり続ける為には、タイミングがとても大切です。
「痛くなってからの治療」ではなく、「痛くなる前に予防」という考えが非常に大切です。

☆お子様の歯が生えて来た時がスタート

①生後6~ 9ヶ月→下の前歯が生えてくる
②生後9~10ヶ月→上の前歯が生えてくる
③生後11~1歳頃→上下の歯が4本ずつに
④1歳2ヶ月~1歳6ヶ月→奥歯(第一乳臼歯)が生える
⑤1歳9ヶ月~2歳頃→犬歯が生える
⑥2歳6ヶ月頃→奥歯(第二乳臼歯)が生える

全ての乳歯が生えそろう時期は、平均2歳6ヶ月頃ですが、大体3歳半頃までに生えそろえば問題ありません。
この時期、歯の状態のチェック、歯磨き方法の指導、簡単なフッ素塗布等の予防処置等は、対象が幼いお子様であっても可能です。
早すぎると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、お子様の虫歯を予防するには、乳歯が生えてきた時から、予防の通院を開始するのが最も確実なのです。

☆虫歯に気をつけるタイミング

【3歳頃】
お子様の乳歯が生え揃う時期です。
しかし、まだお子様自身ではしっかりと歯磨きが出来ない為、親御様が仕上げ磨きを行う等、手を貸してあげる必要があります。
【6歳頃】
お子様の永久歯が生え始める時期です。
生えて来たばかりの歯を幼若永久歯と言います。
特徴として、
① 歯の強度が低く、抵抗力が弱い
② 形態的に溝が深く、歯ブラシでは溝に入って汚れを取るのが難しい
上記の特徴から、この時期にフッ素塗布、シーラント等の予防処置を行い、むし歯になるのを防ぐ事が大切です。
また、このくらいの年齢になると、親御様のチェックも少なくなりがちなので、仕上げ磨きは、親御様の手によってやって頂いた方が、むし歯のリスクを下げる事が出来ます。
一生歯を失う事なくお口の健康を保つためにも、治療だけでなく、予防で歯科を受診する事をお勧めします。

歯科衛生士 倉田孝子 

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災害時の歯科の役割

今日9月1日は防災の日ですね。
災害がいつ起こるか、予測は出来ません。
日本の地震発生数は多く、今後予測される大規模地震への対策や、局地的な風水害、大規模事故による局地災害などに備えるために、歯科医療・歯科保健を含めた被災者への健康支援の推進が必要になります。

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災害では上記のサイクルがみられます。
災害時の歯科医療は「亜急性期から急性期」にとくに必要となり,具体的な活動としては,,
・歯科医療所見からの身元確認
・歯科医療救援
・口腔ケア
が挙げられます。

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実際に災害に遭われた方へのアンケートでは,最も困ったことの第1位が「口腔ケア」という結果が出ています。
今回は,災害において特に問題となる口腔ケアの重要性に注目してみたいと思います。

被災時の口腔環境の悪化により、特に高齢者の方において、誤嚥性肺炎などの呼吸器感染を発症する恐れがあります。
実際に、「災害関連死」の原因として誤嚥性肺炎が考えられるケースが現在までに多くありました。
そのため東日本大震災の後、厚生労働省より、「歯・口・入れ歯の清掃がおろそかになることにより、特に高齢者においては、誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症を引き起こしやすくなる」と注意喚起がなされました。
これにより、災害拠点病院など多くの方が搬送される病院や、高齢者施設、在宅療養者のいる居宅に対して、口腔ケアが早期に必要であることが示されました。

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歯科保健活動は、これまで各自治体の医療行政などが中心となって行われてきましたが、被災により拠点を失ったり人的資源を欠いたりすることで、必ずしも直後から十分に機能するとは言えません。
そのため、「迅速に保健所機能を補完して地域保健業務を回復させるチーム(DHEAT)」、内部と外部支援との調整を行う「災害医療コーディネーター」、歯科としての共通認識を統一するための「災害歯科保健医療連絡協議会」等が設立されました。

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以上のように、どんな災害に対しても、その直後から動くためには、災害が起こる前に綿密な準備を行い、継続的に訓練や講習を受け続ける必要があります。
「緊急時に動き出す」のではなく、「普段から動いている」状態にして、トップスピードで動き出す態勢を整えておかなければなりません。
迅速な口腔ケアにより、少しでも多くの方が救われることを心より願っています。

歯科医師 岸 結城

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フッ素は毎日使いましょう!

こんにちは。徐々に寒さもゆるんできて、あちこちで春の兆しを見かけるようになりました。
まだまだ気温の低い日もありますので体調管理に注意してくださいね。

さて先日、文部科学省の2014年度学校保健統計調査(速報値)において、中学一年の虫歯本数は一人平均一本、30年前と比較すると約5分の1にまで減少しているとの結果が発表されました。
また治療の済んでいない「未処置歯」のある割合も、幼小中高生のすべての段階で過去最低であり『歯磨き指導の成果で早期治療や予防意識が高まった』との分析が出ております。

そこで今回は、予防処置のうちのひとつである「フッ素」についてお話をしたいと思います。

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「フッ素」とはミネラルの一種であり、自然界に広く存在しています。
このフッ素には以下のような作用があります。

①歯質強化

フッ素が歯に取り込まれると歯質がフッ化アパタイトという組織になり、酸に溶けにくい性質に変化します。

②再石灰化促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進します。

③酸の産生を抑制

歯磨きで落としきれなかったプラーク(歯垢)中の細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。

フッ素の以上3つの作用が、虫歯予防に対して非常に有効なのです。

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フッ素(フッ化物)を用いた虫歯予防法として、代表的なものをご紹介します。

①フッ素歯面塗布法

歯科医院などで高濃度(9000ppmF)のフッ素(フッ化物)を綿球や歯ブラシで歯面に塗ります。
十分な効果を得る為には年に3~4回塗布する必要があります。
塗布することで歯質の強化を特に期待できます。乳歯や萌出途中の歯に特に効果的です。
フッ素塗布後は30分間は飲食を控えることでより効果を発揮します。

②フッ化物配合歯磨き粉の使用

一般的に市販されている歯磨き粉は低濃度(1000ppmF以下)で現在だいたいの歯磨き粉にフッ素配合されています。
このため、フッ化物配合歯磨き粉を使用することで再石灰化の促進や酸の産生を抑制することを期待できます。
効果的な使用量は年齢によって目安が異なり、0~2歳では1~3mm程度、3~5歳では5mm程度、6~14歳は1cmが適切とされています。
歯磨きの後のうがいは一回程度にすると口腔内にフッ素が残りより効果を発揮します。

乳歯や生えたての永久歯は歯質が弱く、虫歯になりやすい状態にあります。
小さいお子さまのお母さんは、お子さまと御自身の歯磨きの際にこの「フッ素の虫歯予防法」を上手に御利用していただければと思います。
予防を心がけ、虫歯のない口腔環境を皆様の各御家庭でも維持していきましょう。

歯科医師 土屋通

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乳歯の虫歯予防

皆さんはご自身のお口の中に何本歯が生えているかご存知ですか?
鏡を見ないでわかる方はきっととても歯磨きを頑張っていらっしゃる方だと思います。
では、お子さんがいらっしゃるお父さん、お母さん、
今お子さんに何本歯が生えていているかご存知ですか?

今回は乳歯のお話しです。
乳歯は生後7ヶ月頃から生え始め2歳6ヶ月~3歳頃に20本揃います。

乳歯の虫歯の特徴として
①進行が速い
②自覚症状がでにくい
③環境要因の影響をうけやすい
ということが挙げられます。

乳歯は抜けて永久歯に生え変わるので、永久歯が生えたら気をつければいいと思う方もいるかもしれませんが、乳歯の虫歯をそのままにしておくと、病巣が歯の根っこにまで及びます。
この状態が長く続くと根っこ周囲組織に炎症が広がり、乳歯の根っこの直下で生える準備をしている永久歯に悪影響を与えてしまいます。

虫歯の予防法

①歯磨き、フロッシング

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本人だけではどんなに一生懸命磨いても磨き残しが生じます。
膝の上にお子様の頭を乗せて、歯ブラシの毛先が歯面に当たっていることを確認しながら磨くようにしましょう。
1箇所につき10回ずつ磨きましょう。
色んなところをバラバラに磨いてしまうと、どこを磨いたかわからなくなってしまうので、順番を決めて毎回その順番通りに磨くといいかもしれません。
歯磨き粉はつけると泡でお口の中がいっぱいになり、歯に歯ブラシの毛先が当たっていることが確認しにくかったり、気持ちが悪くなってしまうお子さんは使わず、水磨きでも構いません。

②間食習慣の見直し
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ダラダラ遊びながらジュースやお菓子を食べるのではなく、決まった時間に間食をとるようにしましょう。
また、アメやグミやハイチューよりも果物や芋類やおにぎりなどのほうが虫歯になりにくいと言われています。

③フッ化物の応用

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フッ素ジェルやフッ化物洗口やフッ素塗布などがあります。

④定期検診

たとえ虫歯ができてしまっても、定期的に検診をしていれば重症化する前に虫歯をみつけ治療することができるので3ヶ月ごとの定期検診をおすすめします。

生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように乳歯の時から予防してあげることが大切です。

歯科衛生士 倉田孝子

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